, 10歳のオギー・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、普通の子には見えない。遺伝子の疾患で、人とは違う顔で生まれてきたのだ。, 27回もの手術を受けたせいで、一度も学校へ通わずに自宅学習を続けてきたオギーだが、母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)は夫のネート(オーウェン・ウィルソン)の「まだ早い」という反対を押し切って、オギーを5年生の初日から学校に行かせようと決意する。, 夏休みの間に、オギーはイザベルに連れられて、校長先生に会いに行く。先生の名前はトゥシュマン(マンディ・パティンキン)、「おケツ校長だ」と自己紹介されて、少し緊張がほぐれるオギー。だが、「生徒が学校を案内するよ」と言われたオギーは動揺する。, 紹介されたのは、ジャック・ウィル(ノア・ジュプ)、ジュリアン(ブライス・カイザー)、シャーロット(エル・マッキノン)の3人。いかにもお金持ちの子のジュリアンはオギーに、「その顔は?」と聞いてきた。オギーは毅然とした態度をとるが、帰宅してからは元気がなかった。だが、イヤならやめてもいいと言いかけるイザベルに、「大丈夫、僕は行きたい」と答えるのだった。, 初登校の日、両親と姉のヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)に校門まで送られるオギー。ネートは息子の頭から宇宙飛行士のヘルメットを外すと、「孤立してもお前は一人じゃない」と励ます。だが、生徒たちはオギーを遠巻きにしながらジロジロと眺め、ランチタイムでは誰もオギーのテーブルに座らない。それどころか、ジュリアンに食べ方がおかしいと指摘され、『スター・ウォーズ』のパダワンを真似た三つ編みを「ダサいぜ」とバカにされる。, 帰宅するなり三つ編みをはさみで切り、夕食の席でヘルメットをかぶったまま黙りこくるオギー。たしなめるイザベルにオギーは、「なぜ僕は醜いの?」と涙ながら訴える。イザベルは「顔は人の過去を示す地図」だから、「あなたは絶対に醜くないわ」とキッパリと答えるのだった。, その日は、ヴィアの高校の初日でもあった。数週間前から、幼なじみで大親友のミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)からの連絡が途絶え、ようやく学校で顔を合わせたら、髪を派手に染めて変身し、新しい友達を作っていた。ショックで涙ぐんでいると、演劇クラスのジャスティン(ナジ・ジーター)という魅力的な男の子から声をかけられる。, だが、両親から“世界一手のかからない子”と呼ばれているヴィアは、心配をかけるようなことは何一つ話さない。本当は自分にも注目してほしいけれど、絵本のイラストレーターと美術の先生になる夢を封印している母に、甘えることなどできなかった。, そんなヴィアの心の支えは、最大の理解者のおばあちゃん(ソニア・ブラガ)だった。でも、「お前は私の宝物なの」と言ってくれたおばあちゃんも、今では天国の住人だ。, 一方、オギーは触れたらペストがうつると噂されて増々孤立していくが、得意な理科の授業で目覚ましい才能を発揮する。ある日、ジャックに理科の小テストの答えをこっそり教えてあげたことをきっかけに、二人は意気投合する。オギーの自宅に招かれたジャックは、息子の初めての友達を大歓迎する家族とも仲よくなっていく。, そして、オギーが心待ちにしていたハロウィンがやって来る。ジャックに約束していた『スター・ウォーズ』のボバ・フェットの衣装を愛犬のデイジーに汚されたオギーは、『スクリーム』のゴースト・フェイスで登校したので誰もオギーと気付かない。ウキウキしながら教室へ行くと、ジャックがジュリアンに耳を疑う“本音”を打ち明けていた。, でも、オギーはもう一人じゃない。頭がよくて面白くて、前向きで優しいオギーの魅力に気付く生徒たちが現れ始めたのだ。オギーの存在の大きさに気付いたジャックとも劇的な仲直りを果たすが、理科研究大会に野外学習、ヴィアの演劇発表会とイベントの度に騒動が巻き起こる。    オギーと彼に関わるすべての人にとって、忘れ難い1年が終わろうとしていた。そして修了式の日、一生忘れられない出来事が彼らを待っていた─。(HPより抜粋), まだ今作が2作目という短いキャリアですが、、ミュージカル映画「RENT/レント」や今作までに去年大ヒットした映画「美女と野獣」の脚本を手がけており、呪いによって醜い姿になってしまった野獣を扱ったことから、今回の作品にも何か通じるものがあるかもしれません。, そんな監督は小説を執筆した後、作品として手がけた「ウォールフラワー」で高い評価を得ます。, 壁の花の絵のように、息を潜めるように学園生活を送っていた主人公の前に、一組の兄妹との出会いをきっかけに、今までくすんでいた世界が輝き始めるも、ほろ苦い顛末を綴った青春映画です。, 劇中で流れる音楽に当時の記憶を蘇らせ懐かしむ人も多いといわれるこの映画は、それぞれの人物が過去に傷を負っていて、それを隠しながら生きているんですが、紆余曲折を経て乗り越えていく姿は、正に青春映画の王道とも言うべき作品だと思います。, 監禁された部屋で子を身篭り育てる母親とその息子の物語「ルーム」で大ブレイクを果たしたジェイコブ君。, 先日、今作のプロモーションで来日した際、同時期に「デッドプール2」ジャパンプレミアで日本にいたライアン・レイノルズを探している姿がインスタグラムで写っており、その結果見事に彼に会う事に成功したようです。, 次回作は若き天才監督グザヴィエ・ドランの作品「The Death and Life of john F.Donovan」、そしてあの「プレデター」の新作映画に出演とのこと。, オギーの母、イザベル役に、「プリティ・ウーマン」、「8月の家族たち」、「食べて、祈って、恋をして」のジュリア・ロバーツ。, オギーの父、ネート役に、「ザ・ロイヤルテネンバウムズ」、「ナイトミュージアム」、「ミッドナイト・イン・パリ」のオーウェン・ウィルソン。, 学校の校長トゥシュマン先生役に、TVドラマ「シカゴ・ホープ」、「クリミナル・マインド/FBI行動分析課」のマンディ・パティンキン。, 英語教師ブラウン先生役に、Netfrixドラマ「ゲットダウン」に出演していたダヴィード・ディグスなどが出演します。, オギーと彼を囲む人たちの、様々な葛藤と勇気を描いた涙なしでは見られない感動映画でした!!!, 5年生になったオギーの入学と彼の学校生活での孤立から少しづつ育まれていく友情を軸に、人と関わる上で何が大事かを優しい筆致で説くとともに、彼の周囲の人物もまた何かを抱え生きている描写も同時進行で描くことで、いかにオギーの影響が強いか、いかに一歩踏み込む勇気が大変か、また踏み出したことでどれだけ素晴らしい世界が待っているかを描いたとてもとても素敵なお話でございました。, 普通の顔でないせいで、今まで外の世界に触れることなく自宅学習をしていたオギーの前に訪れた試練。それは学校に行くこと。, 親の立場からすれば、これからもずっとこんな生活をしていくことが決して良くないことだって思うはず。今の彼にとってはいいかもしれないけどこの先の人生を考えたらどっかで決断しなければならない。, 外の世界ではどうしても冷たい視線を受けるけど、きっとそれ以上にステキなことが待っている、そう信じて決断したのでしょう。, いろんな人からじろじろ見られてひそひそ話をされ、そんな光景を見ればみんな僕を見て気持ち悪いって言ってるに違いないって感じるのは容易で、息苦しくなるスクールライフになることは間違いないと。, やっぱり思ってたことは現実に起きて、みんなジロジロみる、後ろ指さす、好奇心を隠さずにいられない。, 初めての登校日その被害者となってしまったオギーは塞ぎ込んでしまうんだけど、お母さんがいいこと言うんですよ。, 所詮顔なんて過去でしかないと。心を見てもらうように、また心を見る目を持つことが大事だと。, 予告編を見る限り、これ絶対泣くんだろうなぁなんて思ってたので、変な意地で泣いてたまるか!なんて気持ちで臨んだんですが、序盤からこんな感じでやっぱり涙をこらえることができませんでした。, どのエピソードにもステキなセリフがあり、ステキな出会いや友情、心温まるエピソードが詰まっており、またオギーが入学してからの1年を描いていることもあり、ステキなことばかりじゃない悲しい出来事もあり、大袈裟かもしれないけど10分に1度は泣いていたような気がします。, やっぱりね、子供たちが中心のお話はどうしたって泣いちゃいますよ。なんででしょうね。みんなピュアだからかな。無邪気だからかな。悪いことしてもすぐ反省して仲直りするからかな。, それ以外は普通の男の子でスターウォーズやゲームが大好きでユーモアだってあるし、勉強だってできる。, だけど学校の子たちはすぐそれに気づかない。どうしたって顔が普通の人と違うからそれだけで判断してしまう。ピュアゆえの行いというか。善悪の分別がついていないからなのか。, そんな完全アウェイ状態のオギーが、ちょっとした出来事をきっかけにみんなと距離を縮めていくことで、最後彼にとってとても大きな奇跡が生まれていくんですね。, オギーは宇宙飛行士になりたい夢を持っているため、理科が大好きなんですね。だから彼が学校で一番楽しみにしていたことは理科の授業。, その小テストで、オギーは隣に座っていたジャックにテストの答えを見せてあげるんですね。, もうすぐ訪れるハロウィンの仮装で盛り上がったり、オギーの家でスターウォーズごっこをしたり、お父さんも混ざってゲームに没頭したり。, オギーにとって初めての友達。みんな自分から遠ざかっていたのに彼は受け入れてくれた。, 誰も自分の事を理解してくれなくて孤立している時に、手を差し伸べてくれた人と心で通じ合えた時の喜びの瞬間て、なんで今まであんな塞ぎ込んでいたんだろうって、世界って素晴らしいなって、いつも同じ帰り道が違って見えた・・・(春樹先輩)って思えますよね。, ただジャックとはすれ違いが生じてしまって距離を置くことになるんですが、少しづつクラスの子たちが彼の良さに気付いていくんですよね。, それもこれもオギーがいじめられているからといって心をふさぐことをせず他者を受け入れたからであり、彼が恐れることなく行動した結果によって、最終的には太陽のような存在になると。, 君は太陽っていうタイトルがついている通り、彼は正に太陽系の中心にいるような存在で、みんなと違いハンディキャップを持っているから、家族はオギーが傷つかないように沢山愛を注ぐ。, で、オギーもたくさん愛情を注がれているから、彼が笑うことで家の中がとてもハッピーになる。, それは学校に行っても同じで彼がみんなを驚かせるようなことをすれば、その輪が広がっていきみんな笑顔になっていく。, 主役はもちろんオギーであって、彼が学校でどんな辛い目に遭いながらも、その人柄ともともと持っていた才能、一歩踏み出す勇気によって素晴らしい1年になっていくって話なんですが、今作は彼以外にもフォーカスが当てられているんですね。, いつだって家族の中心はオギー。なんでってそれはもちろん彼が普通とは違う分両親や自分は最善の配慮とケアを心掛けなきゃいけない。, でもオギーが最優先だから小さいころから我慢してきた。親に迷惑かけてはいけない一心で、オギーが入院したりすれば待合室で勉強したりしていた。, いつだっておばあちゃんはお姉ちゃんの味方でした。おばあちゃんはわかっていたのです。彼女がオギーのせいで犠牲になっていることを。, だからと言って両親からの愛情を独り占めするオギーを憎んだりしない。だってオギーは唯一の弟で自分が望んでいた兄弟で、心から愛しているから。, お姉ちゃんには、おばあちゃんと同じように彼女にとって大切な存在である親友のミランダがいました。, ですが、彼女がサマーキャンプに行ったきり連絡が途絶え、久々にあったかと思えば避けられてしまい、お姉ちゃんは戸惑ってしまいます。, そのことを家族に話したかったけど、家に帰ればそれどころじゃない。オギーの初日が散々だったことから食卓は暗いムード。とても自分の事を話せる状況じゃない。, お姉ちゃんは演劇サークルに入ってみることを決めましたが、そこにはミランダがいました。ですが今までとは違い距離をとる日々。, 今まで仲良かったのに急に距離を取って別の女の子たちと仲良くなるって現場、僕が小学校の頃でもありましたよ。, 先日鑑賞した「レディ・バード」でもありましたね。親友とずっと一緒だったけど、彼氏の付き合いでスクールカーストでいう上の人たちと仲良くなって、親友と距離を取ってしまう。, ジャックから聞きたくない事を聞いてショックを受けていたオギーにヴィアはそう語るんですよね。そんなの外の世界じゃ当たり前だと。確かに辛いことだけどしょうがないのと。, 話がそれましたが、ミランダにも実はヴィアと距離を取ったのには深い理由があったんですね。, 今までは家族ぐるみの付き合いだった。オギーにヘルメットをプレゼントしたのも実はミランダだったんですね。, だけど自分の家の中がどんどん悪い方向へいき、気分を変えるためにサマーキャンプに赴いたわけです。, そう、彼女は別の人間に成りすますことで現実から目を背けて過ごすことを決めたのです。, しかしそれはそう長くは続かない。ヴィアに彼氏ができ楽しい表情をしている彼女を見つめ、楽しそうにクリスマスの準備をしているヴィアの家を外から覗いて気づくんですね。なんてことをしてしまったのだろうと。, 劇中でヴィアの家に電話するシーンで、オギーが電話に出るんですが、その時「トム少佐、元気?」とオギーに声かけるんですね。, このトム少佐とは、デヴィッド・ボウイの名曲「スペース・オディティ」に出てくるトム少佐の事を指していると思われます。, 「ヴァレリアン」でも使われてたし、「ワンダーストラック」でも使われた曲ですが、宇宙に旅立ったトム少佐と管制塔のやり取りを語ったこの歌は、宇宙空間での人間のちっぽけさに無力感を抱き、管制塔との交信を絶ち、孤独な旅に出るという内容。, これに倣ってミランダは家の中で孤独に暮らしてるであろうオギーの事をトム少佐と呼んだのだと思うんですが、電話に出たオギーの話を聞けば、離れていた間に学校に行っており友達もできたことを知り驚くんですが、そのことが彼女を余計に追い込んだのでしょう。, ヴィアという管制塔との交信を勝手に遮断し一人孤独になって過ごしている自分こそトム少佐になっていいるんではないかと。, 一体彼女はどうやってヴィアとの仲を取り戻すのか。それは一歩踏み出す勇気だったんですが、それは見てのお楽しみということで。, そこにはジャック以外に、お金持ちのジュリアン、ひたすら自分の輝かしいタレント実績を語るシャーロットもいました。, 最初こそ戸惑ったものの、理科の小テストを境に友達になりますが、ハロウィンを境に距離をとられてしまいます。, 彼には原因がわかりませんでした。とりあえずそっとしておこう、そんな気持ちだったのかもしれません。, 元々彼に学校を案内するのが乗り気じゃなかったジャック。お母さんにいいように思われたいから、そんな些細なことで受けた役目が、いつしかオギーと友達になりたいと心から思うように。, 奨学金をもらって学校に行ってるジャックは、金持ちでオギーをいじめるジュリアンのグループとも仲良くしなければいけない環境だったんですね。, ハロウィンはオギーにとって顔をさらさずに楽しめる行事とあって、誰とでも気軽に接することができる絶好の機会でした。, マスクをかぶったゴーストフェイスがオギーだとわかっていないがゆえに、教室を訪れたオギーは、ジュリアンのグループといたジャックがオギーの顔の事をバカにしていた事を聞いてしまうんですね。, しかし彼はその事実に気付き、理科の自由研究コンテストでオギーと組むことを決心します。, 当初はジュリアンのグループと組む予定でしたが、それを覆したことでジュリアンに問い詰められます。, 相変わらずオギーをいじめるジュリアンにぶち切れたジャックはジュリアンに殴りかかり停学処分を受けてしまいます。, 今まではジュリアンに逆らうことなくオギーとも仲良くするなどしていた、いわゆるどっちもいい顔していたジャックでしたが,彼はついに決心するんですね。本当に大事な友達はどっちかを。, 彼もまた一歩踏み出す勇気によって本当の友情を築いていくという物語が描かれていたんですね。, このように、太陽のような存在であるオギーを取り巻く太陽系の惑星たちにもまたフォーカスしていくことで、この映画の登場人物たちが太陽によって軌道が保たれているような小さなユニバースであることを示すかのような作品で構成されているような気がします。, 何で僕は醜いの?と声を震わせていうところなんかズルいですよ。あんなふうに言われたら誰だって心つかまされるわ。, 他の子役たちも非常に良かったですね。ジャック役の子は大きくなったらイケメン俳優になるようなポテンシャルがありましたね。, すごく些細な表情とかうまかったですよ。ほんとさりげなく困った表情とかあざ笑うような表情とか。日本の子役でこういうちょっと斜に構えてすかした雰囲気でありながらやんちゃで無邪気な感じの演技できる子いないですよ。, もちろんジュリアロバーツの優しいけど鬼の形相をするお母さんぶりもよかったし、それに怯えながらもオギーに優しく接する良きパパを演じたオーウェンウィルソンも素晴らしかった。, ヴィア役の女優さんもキレイだったなぁ。柔らかい表情がねぇすごく素敵なのです。そんな顔して泣かれたら俺ももらい泣きしちゃうよお~~(泣), あえて不満な所を言うのであれば、色々とエピソードを詰めてしまっていて、細かい部分でいいところを殺してしまっているように感じました。, ヴィアとミランダのエピソードももっと膨らませてほしかったし、いじめっ子のジュリアンがどう改心していくかって描写ももっとあったら素晴らしかったろうにと。, とにかく感動を押し付けるような描写ではなく、もう自然と涙を流してしまうようなステキなお話だったことは強く言いたいです。, ちょっとした勇気で世界は変わっていく、そんなことをオギーが、そんなことをオギーを取り巻く人たちが教えてくれる映画だったのではないでしょうか。, 新作映画の感想をヘタクソですが、少しでも映画館に足を運んで欲しいと願いつつ書いてます。 Facebook ギャラリーの写真 見られる, 山本ゆり うどん ツナ, フレンチスリーブ 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wonder 君は太陽 感想 13

これは現代の『ブレックファストクラブ』だ! 主人公が抱えている障害よりもそれを取り巻く、友人関係・家族関係が心に響く。 そう、� 「最強のふたり」以降、難病ものを感動ものとして単純に描く作品は減り、代わりにユーモアを交えて描く作品が増えた印象を持っていたが、本作もまさしく新タイプの作品。お涙ちょうだいよりも、やさしい笑いで作品全体を包んでいる。顔が生まれつき歪むトリーチャーコリンズ症候群を抱える少年、ジェイコブが初めて家庭以外の社会、すなわち学校に行くことで起きる様々な障害、葛藤、そして友情を描いている。イジメはもちろん起きるのだが、彼の持ち前のユーモアと優しさで少しずつ友達が増えていき、楽しいスクールライフを送れるまでになる。この映画は悪人が出てこない。いじめっ子はいるが、彼らとも和解する。おそらく現実はもっと冷たい悪意があるのかもしれないが、こういう世界であってほしいという作り手の願いが優先されているようにも思う。でもこの映画はそれでいいんだろう。世界のどこかに優しさがある、と信じる力になれるのだとしたらこの映画はそれだけで価値があるはずだ。, こんなに心からの涙が流れたのは久しぶりだ。何も泣けることだけが作品の基準ではないが、主人公のみならず、彼を支える家族や友人の側からも独自の章が語られる時、それぞれが互いをしっかりと照らし合って生きている現在進行形の姿がとても輝かしく胸を貫いたのだ。ああ、この登場人物は、口では言い出せなくても、内面ではこんなことを思っていたのか・・・その心の内側の混ざりっ気なし、純度100パーセントの感情に触れられる幸せ。これほど人間の明るく肯定的な側面に光を当てた映画は、最近では珍しいかもしれない。人間関係は決して一方通行ではない。我々は時に太陽になったり、惑星になったり、月になったりしながら、支え支えられ、照らし照らされつつ、生きている。こういったテーマを決して説教くさくならない等身大の視点で、爽やかに描ききっている部分が本当に素晴らしい。『ウォール・フラワー』の逸材は又しても傑作を作り上げたのだ。, 主人公のコンプレックスに対する周りの理解の広まり方に優しい涙がちょちょぎれる、そんな作品だと思います。, この作品のことは、ずっと前から気になってましたでも今まで見なかった見たくなかったのですそう、彼の顔を見たくなかったこの映画に出てくる嫌な奴らと一緒の理由で私は彼を見たくなかったのです何一つ言い訳はありません、それだけ自分の小ささが情けないこの事を言わずにレビューなど書けない人の心は動く、いとも簡単に、いい方へも悪い方へも自分がしっかりとしていれば周りに流されているのかそれが正しいかどうかちゃんと見極めて進んでいけるとそう思いたい心が腐る前に正しさを学ばなければ歪んだ方向へ進んでしまうかも知れない今まで私は何本も映画を見てきたのに何も学んでいなかった、この先もどうなのかも自信はありませんそれでも少しづつでもいい方向に行けるよう努力しなければ出来ないことはない、おおらかに笑って心から素直にもう一度この映画を見なければね, 話が綺麗すぎると感じる人もいるかもしれないでが、全体的に物語を明るく表現し、イジメも陰湿過ぎず、残酷すぎず、いいバランスだと思いました。(いじめにスポット当てすぎると見ていてしんどくなり、後味悪そうです)このお話のように、人にはそれぞれ悩みや苦悩があり、表にはそれが見えないことが多いと思います。一方向から見ただけではその人の本当なんて見えません、相手を知るためには相手をよく見ること、の大切さを感じました。, もちろん主役はオギーであるが、オギーの姉や友だち、両親もそれぞれの人生において主役をやっているそれぞれそれなりに悩みがあり、喜びがあり、お互いに思いやっている特筆すべきは子どもたちの素直さだと思う窓ぎわのトットちゃんで先生が言った「君は本当はいい子なんだよ」というのは不変の真理だと思う子どもは本当はみんないい子だかなしいのは親によってその素直さが隠されてしまうことではないだろうか素直な子どもは素直に変わった顔を変わってると思う、しかし素直にその子がどんな子かをみることもできる両親もオギーが自宅学習をやめることで自身の人生を歩めるひとつの変化をすることでたくさんの人が自ら歩み始める映画ではないだろうかと思った, 優しいお姉ちゃんにもスポットを当てたのが良かった。1人でも優しい友達がいると生き辛さはかなり減るんだろうな。逆にあの男の子がいなかったらと思うとゾッとする。, 難病ものって押し付けがましい内容が多い気がしてなかなか観る気になれないんだけどこの作品はワンダーだけじゃなくて姉にもスポットを当てたり友達も家が貧しかったり家族の問題があったりと当たり前だけど見逃してしまいそうなところを丁寧に描いているのが良い校長や先生も素晴らしいジュリアロバーツの抑えた演技も良かった。, 登場人物がみんないい人。主人公のおギーは顔に障害を持って生まれてきた子供。5年性になって初めて学校に行くことになって。10歳くらいの子供たちの中に皆と違う姿の子供が来ればそりゃ好奇な目で見られるわけし、時には傷つけるようなことも言ってしまうんだけど、最後はオギーの持つ性格がみんなを惹きつけていきみんながハッピーになって終わる素敵な映画です。ぼく的にはあのジャックが素晴らしい友達だったと思う。彼がいなかったらオギーの周りに人は集まったかわからなかったと思う。途中ジャックがオギーにひどいことを言ってしまうが、あの姿は大人の世界でも普通にあって、めんどくさい相手に適当にあしらう時にどっちつかずの言葉を言ってしまうのはあることだと思う。ジャックはちょっと言いすぎちゃったのは5年生である故。オギーはこれからもいろんな出会いや出来事に会うと思うけどオギーは学校に行きいい友達、いい先生に会ったことで、これから生きて行く人生に色んな希望があるということがわかった第一歩になったと思う。, 見てよかった。心が熱くなる映画。彼のまわりの人々を丁寧に描いているのがよかった。そして最後の笑顔。, 2度目の鑑賞をしました。本当に感動しました。障害に対する偏見があるなかで、偏見に負けずに強く生きていくオギーとその家族の愛に勇気づけられる心温まる作品でした。また、顔に先天性の障害を抱えているオギーの物語だけでなく、姉のヴィアや友達などの第3者的視点から描かれている点が素晴らしかったです。3つの名言「心はこれからどこに向かうかを示す地図で、顔は今まで私たちがどんな道を歩んでくれたかを示している地図」「彼の見た目は変わらない。変えられるのは、我々の見る目」「人をいたわれ。みんなも闘っている。相手を知りたかったらやることは1つ。よく見ること」いずれも、心に響きました。みんなも闘っている、苦しいのは自分だけではなく、みんな同じなんだと気づかせてくれました。あと、オギーがスターウォーズ大好きなので、スターウォーズのネタも取り入れられていて良かったです。, 最初は太陽の意味を勘違いしてました。見てみれば、きっとその意味がわかるはずです。ストーリーは何名かの主要人物の視点で描かれ、一つの事件でそれぞれがどう思っているのかが分かり、感情移入しやすく、キャラ立ちの良さから引き込まれること間違いなしです。フォールフラワーの時もそうでしたがこの監督は、キャラをよく引き立てますよね…ほんと、いいやつはすごいいいやつだし、悪い奴も憎めない。至ってシンプルな設定、何名かの視点なので一人に深く潜れない点を鑑みての評価ですが名作ですね。太陽は決して自分一人の力で輝いてるわけじゃない。それは最後のオギーの台詞にも現れているように思います。よく、この映画の紹介にオギーの魅力が人を集めるような記述を見ますが、それだけではないはずです。起伏も少なくただただ、幸せな映画です。万人受けも映画好き受けも良い、おすすめすべき作品ですよね。私はウィルが大好きでした!, 主人公成長物語かと思っていたが主人公に関わる周りの人の視点も描かれていてとても面白かったです。校長先生がすごくいいひとでした!見た時にハリーポッターのダンブルドア校長が浮かんだのは私だけですか?笑雰囲気と教育理念が似ていましたそういう校長先生が実際にいたらいいなーなんて, オギーを取り巻いてたくさんの人がいるが、それぞれが主人公。オギーの気持ちにも共感できるし、オギーを学校へおくる両親の決断、葛藤、不安も心が締め付けられる気がした。個人的にはViaのエピソードが好き。最愛のおばあちゃんとのエピソード、「わたしのことももっとみてよ」という気持ちを抱えながら弟オギーを大切にするいい娘。舞台で両親からの脚光を浴びたシーンでは涙がこぼれた。実際のところこのお話のような現実は待っていないかもしれない。自分も当事者になれば、ジャックやサマーのようになれるかと言えば自信がない。でもこんな優しさで溢れる世界であって欲しいと思う。子ども達にも見せたい心豊かになる作品。選ぶなら優しさを。, TSUTAYAレンタルで"ドラマ"コーナー好きな人ならぜひ観て欲しい作品。とりあえず何も知らず観ると良いと思いますよスター・ウォーズ好きだとなお楽しめるかも。, こころあたたまる。相手を知るには相手をしっかり見ることが大切。強いこころ。やさしさ。人のぬくもり。, オギーの学校初日に先生が今月の格言を説く。黒板には、When given the choice between being right or being kind.Choose kind.と書かれている。正しいか親切であるかの選択が与えられたとき、親切を選択しなさい──これは、この映画の主張だった、と思う。個人的には、オギーを取り巻く健常者の悩みを併行で描いている手法に更なる感動があった。映画は泣けるがお涙頂戴をぜんぜん用いていない。比較する脈略は一切ないけれど、日本では、この手の話をお涙頂戴でない方法論で描けるだろうか・・・、あるいは宇宙飛行士とスターウォーズのファンタジックな心象を交えながら描けるだろうか・・・、と考えてしまいます。Stephen Chboskyってウォールフラワーとこれだけなのに、2作だけで名監督の貫禄を感じます。ところでこの映画、母はジュリアロバーツだし父はオーウェンウィルソンだし、子役達もIzabela VidovicもDanielle Rose Russellも綺麗です。偏見を持つな・人を思いやれとの骨子に感動する以前に、わたしたちは彼らの美しさに気付いている──はずです。彼らが美しいからこそ、偏見を持つな・人を思いやれという教導に寄り添い感動することができた、とも言えます。すなわちChboskyは完全に意識的に、家族も子役も、美しい人たちばかりを集めている──と思わずにはいられなかった。かしがましいことを言うならオギーの顔の造形もどっちかといえば可愛いのです。醜を扱うために徹底的に醜を排除している──その「巧さ」。映画が人を感動させるのは、一生懸命つくったとか、思いを込めた、とかではなく、徹底的に技巧──悪く言えば作為なのだ──と思うのです。, 生まれつき障害があって周りから沢山沢山バッシングされててもちゃんと見てみんなの心を変えたオギーは素晴らしい。オギーみたいな人になりたい, 遺伝子異常で産まれたオギーと共に闘病してきた家族27回の入院手術のたびのリストバンドがアートのようにコルクボードに展示されているあたり誇らしくもおしゃれでユニークに表現してる…悲壮感を和らげ人生を前向きなものにしようと努力を惜しまない好もしい夫婦だわ♡そして、治療を乗り越え学校に通い出すオギー静かに強く、勇気ある子供として輝く✨お姉ちゃんや友人達のパーソナルパートを織り混ぜてあるあたりが(原作読んでないけど)余裕を持った作りの良さがあるわね, 弟の心境と、姉の心境がより分かりやすいストーリーで面白かった。人と違くて傷つけられることが多いかもしれないけど、一人でも優しく接してくれる人がいてくれるだけで心強いなぁと思える。, 【2週間無料トライアル】メジャーからZ級まで世界中のホラー映画・ドラマが《見放題》, 女子高生と殺人鬼が入れ替わる!「ハッピー・デス・デイ」監督新作「ザ・スイッチ」21年1月15日公開2020年11月13日 08:00, 「マンダロリアン」スピンオフ「ボバ・フェット」が進行中か2020年11月13日 11:00, 画びょうにガラス玉…異物を飲んで快楽を得る主人公 ヘイリー・ベネット主演「Swallow」21年1月1日公開2020年11月13日 19:00, ガンプラ40周年記念ガイドブック発売決定 メカデザイナー大河原邦男&海老川兼武のインタビューも掲載2020年11月13日 06:00, 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初登校の日、両親と姉のヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)に校門まで送られるオギー。ネートは息子の頭から宇宙飛行士のヘルメットを外すと、「孤立してもお前は一人じゃない」と励ます。だが、生徒たちはオギーを遠巻きにしながらジロジロと眺め、ランチタイムでは誰もオギーのテーブルに座らない。それどころか、ジュリアンに食べ方がおかしいと指摘され、『スター・ウォーズ』のパダワンを真似た三つ編みを「ダサいぜ」とバカにされる。, 帰宅するなり三つ編みをはさみで切り、夕食の席でヘルメットをかぶったまま黙りこくるオギー。たしなめるイザベルにオギーは、「なぜ僕は醜いの?」と涙ながら訴える。イザベルは「顔は人の過去を示す地図」だから、「あなたは絶対に醜くないわ」とキッパリと答えるのだった。, その日は、ヴィアの高校の初日でもあった。数週間前から、幼なじみで大親友のミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)からの連絡が途絶え、ようやく学校で顔を合わせたら、髪を派手に染めて変身し、新しい友達を作っていた。ショックで涙ぐんでいると、演劇クラスのジャスティン(ナジ・ジーター)という魅力的な男の子から声をかけられる。, だが、両親から“世界一手のかからない子”と呼ばれているヴィアは、心配をかけるようなことは何一つ話さない。本当は自分にも注目してほしいけれど、絵本のイラストレーターと美術の先生になる夢を封印している母に、甘えることなどできなかった。, そんなヴィアの心の支えは、最大の理解者のおばあちゃん(ソニア・ブラガ)だった。でも、「お前は私の宝物なの」と言ってくれたおばあちゃんも、今では天国の住人だ。, 一方、オギーは触れたらペストがうつると噂されて増々孤立していくが、得意な理科の授業で目覚ましい才能を発揮する。ある日、ジャックに理科の小テストの答えをこっそり教えてあげたことをきっかけに、二人は意気投合する。オギーの自宅に招かれたジャックは、息子の初めての友達を大歓迎する家族とも仲よくなっていく。, そして、オギーが心待ちにしていたハロウィンがやって来る。ジャックに約束していた『スター・ウォーズ』のボバ・フェットの衣装を愛犬のデイジーに汚されたオギーは、『スクリーム』のゴースト・フェイスで登校したので誰もオギーと気付かない。ウキウキしながら教室へ行くと、ジャックがジュリアンに耳を疑う“本音”を打ち明けていた。, でも、オギーはもう一人じゃない。頭がよくて面白くて、前向きで優しいオギーの魅力に気付く生徒たちが現れ始めたのだ。オギーの存在の大きさに気付いたジャックとも劇的な仲直りを果たすが、理科研究大会に野外学習、ヴィアの演劇発表会とイベントの度に騒動が巻き起こる。    オギーと彼に関わるすべての人にとって、忘れ難い1年が終わろうとしていた。そして修了式の日、一生忘れられない出来事が彼らを待っていた─。(HPより抜粋), まだ今作が2作目という短いキャリアですが、、ミュージカル映画「RENT/レント」や今作までに去年大ヒットした映画「美女と野獣」の脚本を手がけており、呪いによって醜い姿になってしまった野獣を扱ったことから、今回の作品にも何か通じるものがあるかもしれません。, そんな監督は小説を執筆した後、作品として手がけた「ウォールフラワー」で高い評価を得ます。, 壁の花の絵のように、息を潜めるように学園生活を送っていた主人公の前に、一組の兄妹との出会いをきっかけに、今までくすんでいた世界が輝き始めるも、ほろ苦い顛末を綴った青春映画です。, 劇中で流れる音楽に当時の記憶を蘇らせ懐かしむ人も多いといわれるこの映画は、それぞれの人物が過去に傷を負っていて、それを隠しながら生きているんですが、紆余曲折を経て乗り越えていく姿は、正に青春映画の王道とも言うべき作品だと思います。, 監禁された部屋で子を身篭り育てる母親とその息子の物語「ルーム」で大ブレイクを果たしたジェイコブ君。, 先日、今作のプロモーションで来日した際、同時期に「デッドプール2」ジャパンプレミアで日本にいたライアン・レイノルズを探している姿がインスタグラムで写っており、その結果見事に彼に会う事に成功したようです。, 次回作は若き天才監督グザヴィエ・ドランの作品「The Death and Life of john F.Donovan」、そしてあの「プレデター」の新作映画に出演とのこと。, オギーの母、イザベル役に、「プリティ・ウーマン」、「8月の家族たち」、「食べて、祈って、恋をして」のジュリア・ロバーツ。, オギーの父、ネート役に、「ザ・ロイヤルテネンバウムズ」、「ナイトミュージアム」、「ミッドナイト・イン・パリ」のオーウェン・ウィルソン。, 学校の校長トゥシュマン先生役に、TVドラマ「シカゴ・ホープ」、「クリミナル・マインド/FBI行動分析課」のマンディ・パティンキン。, 英語教師ブラウン先生役に、Netfrixドラマ「ゲットダウン」に出演していたダヴィード・ディグスなどが出演します。, オギーと彼を囲む人たちの、様々な葛藤と勇気を描いた涙なしでは見られない感動映画でした!!!, 5年生になったオギーの入学と彼の学校生活での孤立から少しづつ育まれていく友情を軸に、人と関わる上で何が大事かを優しい筆致で説くとともに、彼の周囲の人物もまた何かを抱え生きている描写も同時進行で描くことで、いかにオギーの影響が強いか、いかに一歩踏み込む勇気が大変か、また踏み出したことでどれだけ素晴らしい世界が待っているかを描いたとてもとても素敵なお話でございました。, 普通の顔でないせいで、今まで外の世界に触れることなく自宅学習をしていたオギーの前に訪れた試練。それは学校に行くこと。, 親の立場からすれば、これからもずっとこんな生活をしていくことが決して良くないことだって思うはず。今の彼にとってはいいかもしれないけどこの先の人生を考えたらどっかで決断しなければならない。, 外の世界ではどうしても冷たい視線を受けるけど、きっとそれ以上にステキなことが待っている、そう信じて決断したのでしょう。, いろんな人からじろじろ見られてひそひそ話をされ、そんな光景を見ればみんな僕を見て気持ち悪いって言ってるに違いないって感じるのは容易で、息苦しくなるスクールライフになることは間違いないと。, やっぱり思ってたことは現実に起きて、みんなジロジロみる、後ろ指さす、好奇心を隠さずにいられない。, 初めての登校日その被害者となってしまったオギーは塞ぎ込んでしまうんだけど、お母さんがいいこと言うんですよ。, 所詮顔なんて過去でしかないと。心を見てもらうように、また心を見る目を持つことが大事だと。, 予告編を見る限り、これ絶対泣くんだろうなぁなんて思ってたので、変な意地で泣いてたまるか!なんて気持ちで臨んだんですが、序盤からこんな感じでやっぱり涙をこらえることができませんでした。, どのエピソードにもステキなセリフがあり、ステキな出会いや友情、心温まるエピソードが詰まっており、またオギーが入学してからの1年を描いていることもあり、ステキなことばかりじゃない悲しい出来事もあり、大袈裟かもしれないけど10分に1度は泣いていたような気がします。, やっぱりね、子供たちが中心のお話はどうしたって泣いちゃいますよ。なんででしょうね。みんなピュアだからかな。無邪気だからかな。悪いことしてもすぐ反省して仲直りするからかな。, それ以外は普通の男の子でスターウォーズやゲームが大好きでユーモアだってあるし、勉強だってできる。, だけど学校の子たちはすぐそれに気づかない。どうしたって顔が普通の人と違うからそれだけで判断してしまう。ピュアゆえの行いというか。善悪の分別がついていないからなのか。, そんな完全アウェイ状態のオギーが、ちょっとした出来事をきっかけにみんなと距離を縮めていくことで、最後彼にとってとても大きな奇跡が生まれていくんですね。, オギーは宇宙飛行士になりたい夢を持っているため、理科が大好きなんですね。だから彼が学校で一番楽しみにしていたことは理科の授業。, その小テストで、オギーは隣に座っていたジャックにテストの答えを見せてあげるんですね。, もうすぐ訪れるハロウィンの仮装で盛り上がったり、オギーの家でスターウォーズごっこをしたり、お父さんも混ざってゲームに没頭したり。, オギーにとって初めての友達。みんな自分から遠ざかっていたのに彼は受け入れてくれた。, 誰も自分の事を理解してくれなくて孤立している時に、手を差し伸べてくれた人と心で通じ合えた時の喜びの瞬間て、なんで今まであんな塞ぎ込んでいたんだろうって、世界って素晴らしいなって、いつも同じ帰り道が違って見えた・・・(春樹先輩)って思えますよね。, ただジャックとはすれ違いが生じてしまって距離を置くことになるんですが、少しづつクラスの子たちが彼の良さに気付いていくんですよね。, それもこれもオギーがいじめられているからといって心をふさぐことをせず他者を受け入れたからであり、彼が恐れることなく行動した結果によって、最終的には太陽のような存在になると。, 君は太陽っていうタイトルがついている通り、彼は正に太陽系の中心にいるような存在で、みんなと違いハンディキャップを持っているから、家族はオギーが傷つかないように沢山愛を注ぐ。, で、オギーもたくさん愛情を注がれているから、彼が笑うことで家の中がとてもハッピーになる。, それは学校に行っても同じで彼がみんなを驚かせるようなことをすれば、その輪が広がっていきみんな笑顔になっていく。, 主役はもちろんオギーであって、彼が学校でどんな辛い目に遭いながらも、その人柄ともともと持っていた才能、一歩踏み出す勇気によって素晴らしい1年になっていくって話なんですが、今作は彼以外にもフォーカスが当てられているんですね。, いつだって家族の中心はオギー。なんでってそれはもちろん彼が普通とは違う分両親や自分は最善の配慮とケアを心掛けなきゃいけない。, でもオギーが最優先だから小さいころから我慢してきた。親に迷惑かけてはいけない一心で、オギーが入院したりすれば待合室で勉強したりしていた。, いつだっておばあちゃんはお姉ちゃんの味方でした。おばあちゃんはわかっていたのです。彼女がオギーのせいで犠牲になっていることを。, だからと言って両親からの愛情を独り占めするオギーを憎んだりしない。だってオギーは唯一の弟で自分が望んでいた兄弟で、心から愛しているから。, お姉ちゃんには、おばあちゃんと同じように彼女にとって大切な存在である親友のミランダがいました。, ですが、彼女がサマーキャンプに行ったきり連絡が途絶え、久々にあったかと思えば避けられてしまい、お姉ちゃんは戸惑ってしまいます。, そのことを家族に話したかったけど、家に帰ればそれどころじゃない。オギーの初日が散々だったことから食卓は暗いムード。とても自分の事を話せる状況じゃない。, お姉ちゃんは演劇サークルに入ってみることを決めましたが、そこにはミランダがいました。ですが今までとは違い距離をとる日々。, 今まで仲良かったのに急に距離を取って別の女の子たちと仲良くなるって現場、僕が小学校の頃でもありましたよ。, 先日鑑賞した「レディ・バード」でもありましたね。親友とずっと一緒だったけど、彼氏の付き合いでスクールカーストでいう上の人たちと仲良くなって、親友と距離を取ってしまう。, ジャックから聞きたくない事を聞いてショックを受けていたオギーにヴィアはそう語るんですよね。そんなの外の世界じゃ当たり前だと。確かに辛いことだけどしょうがないのと。, 話がそれましたが、ミランダにも実はヴィアと距離を取ったのには深い理由があったんですね。, 今までは家族ぐるみの付き合いだった。オギーにヘルメットをプレゼントしたのも実はミランダだったんですね。, だけど自分の家の中がどんどん悪い方向へいき、気分を変えるためにサマーキャンプに赴いたわけです。, そう、彼女は別の人間に成りすますことで現実から目を背けて過ごすことを決めたのです。, しかしそれはそう長くは続かない。ヴィアに彼氏ができ楽しい表情をしている彼女を見つめ、楽しそうにクリスマスの準備をしているヴィアの家を外から覗いて気づくんですね。なんてことをしてしまったのだろうと。, 劇中でヴィアの家に電話するシーンで、オギーが電話に出るんですが、その時「トム少佐、元気?」とオギーに声かけるんですね。, このトム少佐とは、デヴィッド・ボウイの名曲「スペース・オディティ」に出てくるトム少佐の事を指していると思われます。, 「ヴァレリアン」でも使われてたし、「ワンダーストラック」でも使われた曲ですが、宇宙に旅立ったトム少佐と管制塔のやり取りを語ったこの歌は、宇宙空間での人間のちっぽけさに無力感を抱き、管制塔との交信を絶ち、孤独な旅に出るという内容。, これに倣ってミランダは家の中で孤独に暮らしてるであろうオギーの事をトム少佐と呼んだのだと思うんですが、電話に出たオギーの話を聞けば、離れていた間に学校に行っており友達もできたことを知り驚くんですが、そのことが彼女を余計に追い込んだのでしょう。, ヴィアという管制塔との交信を勝手に遮断し一人孤独になって過ごしている自分こそトム少佐になっていいるんではないかと。, 一体彼女はどうやってヴィアとの仲を取り戻すのか。それは一歩踏み出す勇気だったんですが、それは見てのお楽しみということで。, そこにはジャック以外に、お金持ちのジュリアン、ひたすら自分の輝かしいタレント実績を語るシャーロットもいました。, 最初こそ戸惑ったものの、理科の小テストを境に友達になりますが、ハロウィンを境に距離をとられてしまいます。, 彼には原因がわかりませんでした。とりあえずそっとしておこう、そんな気持ちだったのかもしれません。, 元々彼に学校を案内するのが乗り気じゃなかったジャック。お母さんにいいように思われたいから、そんな些細なことで受けた役目が、いつしかオギーと友達になりたいと心から思うように。, 奨学金をもらって学校に行ってるジャックは、金持ちでオギーをいじめるジュリアンのグループとも仲良くしなければいけない環境だったんですね。, ハロウィンはオギーにとって顔をさらさずに楽しめる行事とあって、誰とでも気軽に接することができる絶好の機会でした。, マスクをかぶったゴーストフェイスがオギーだとわかっていないがゆえに、教室を訪れたオギーは、ジュリアンのグループといたジャックがオギーの顔の事をバカにしていた事を聞いてしまうんですね。, しかし彼はその事実に気付き、理科の自由研究コンテストでオギーと組むことを決心します。, 当初はジュリアンのグループと組む予定でしたが、それを覆したことでジュリアンに問い詰められます。, 相変わらずオギーをいじめるジュリアンにぶち切れたジャックはジュリアンに殴りかかり停学処分を受けてしまいます。, 今まではジュリアンに逆らうことなくオギーとも仲良くするなどしていた、いわゆるどっちもいい顔していたジャックでしたが,彼はついに決心するんですね。本当に大事な友達はどっちかを。, 彼もまた一歩踏み出す勇気によって本当の友情を築いていくという物語が描かれていたんですね。, このように、太陽のような存在であるオギーを取り巻く太陽系の惑星たちにもまたフォーカスしていくことで、この映画の登場人物たちが太陽によって軌道が保たれているような小さなユニバースであることを示すかのような作品で構成されているような気がします。, 何で僕は醜いの?と声を震わせていうところなんかズルいですよ。あんなふうに言われたら誰だって心つかまされるわ。, 他の子役たちも非常に良かったですね。ジャック役の子は大きくなったらイケメン俳優になるようなポテンシャルがありましたね。, すごく些細な表情とかうまかったですよ。ほんとさりげなく困った表情とかあざ笑うような表情とか。日本の子役でこういうちょっと斜に構えてすかした雰囲気でありながらやんちゃで無邪気な感じの演技できる子いないですよ。, もちろんジュリアロバーツの優しいけど鬼の形相をするお母さんぶりもよかったし、それに怯えながらもオギーに優しく接する良きパパを演じたオーウェンウィルソンも素晴らしかった。, ヴィア役の女優さんもキレイだったなぁ。柔らかい表情がねぇすごく素敵なのです。そんな顔して泣かれたら俺ももらい泣きしちゃうよお~~(泣), あえて不満な所を言うのであれば、色々とエピソードを詰めてしまっていて、細かい部分でいいところを殺してしまっているように感じました。, ヴィアとミランダのエピソードももっと膨らませてほしかったし、いじめっ子のジュリアンがどう改心していくかって描写ももっとあったら素晴らしかったろうにと。, とにかく感動を押し付けるような描写ではなく、もう自然と涙を流してしまうようなステキなお話だったことは強く言いたいです。, ちょっとした勇気で世界は変わっていく、そんなことをオギーが、そんなことをオギーを取り巻く人たちが教えてくれる映画だったのではないでしょうか。, 新作映画の感想をヘタクソですが、少しでも映画館に足を運んで欲しいと願いつつ書いてます。

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